新型コロナ時代を乗り切るエンターテインメント運営のための技術ブログ

コロナ禍で生き残るためのヒントをシェアします。

ライブ配信のマネタイズ

まずだれもが考えるのが

 

 YouTube

 

だと思います。

 

しかしYouTubeの収益化のハードルは非常に高く、いきなり辿り着けるものではありません。

 

最初に何をすべきかというと、

 

 ツイキャス

 

TwitCasting - Stream Live Video on Twitter and Facebook - TwitCasting

 

です。

 

もしあなたのファン層がTwitterに近いなら、ツイキャスを直ちに活用しましょう。

 

マネタイズまでの道のりが非常に短いです。

 

・「お茶爆」という投げ銭

・「プレミア配信」という有料配信 

Support - TwitCasting

 

トライすべきだと思います。

 

配信コンテンツについては、トークもなじみますし、ライブも良いと思います。

 

ただ、投げ銭の最小単位が500円〜なので気軽には投げにくい、かなとおもいます。

 

YouTubeライブは120円から。

 

プレミア配信は300円から値付けできますが、購入者は非常に少ないです。

 

無料配信+アイテム収益、の方が好ましいと感じました。

 

 

ツイキャスで自力をつけて、YouTubeライブへシフトするべきかと思います。

 

 

ECサイトの構築

コロナ禍で物販ができなくなった瞬間に、まずECサイトを立ち上げました。

 

システムは、立ち上げ速度、手数料を考えてBASEで即決。正解でした。

 

よっぽどのことがないかぎり、BASE一択だと思います。

 

以前は自分でECサイトを作っていましたが、アウトソースでOKです。

 

お客様も使いやすいくと思います。

 

スマホアプリもありますし。

 

ファンコミュニティの再生:Discord

従来、ライブがふつうに行われていた頃、

 

ライブ会場の周辺、ライブ前、ライブ後、

あるいはファン同士のオフ会などで、

ファンコミュニティが形成されていました。

 

SNSで知り合ったものがライブ会場でリアルに出会って意気投合、というたぐいですね。

 

 

これが、コロナ禍ではなくなりました。

これまでのコミュニティの維持も困難になりました。

 

そこでこのコミュニティを維持、あるいは新規に起こすことはできないのか、と考えました。

 

使えるインフラはネットワーク。

 

いろいろと探した結果、Discordがニーズにマッチしていることがわかりました。

 

  • クローズドネットワークを形成可能
  • テキストチャット、ボイスチャットがOK
  • フレキシブルな設定
  • bot開発が簡単

これらに魅力を感じて、Discord上にコミュニティを形成するチャレンジを実施しました。

 

フォーカスは「人が集まる場とはなんなのか?」です。

 

 

そう考えると、ひとは「なにかおもしろいことがあるから」

「だれかにあえるから」集まってくるわけです。

 

その「おもしろいこと」「だれか」をどのように生み出すか。

 

その答えが「bot」でした。

 

Discord上にさまざまなbotを用意して、コミュニケーションのハブ、クッションにする。

つねにDiscordのチャンネルに誰かがいるような状態を作り出す。

インタラクティブアクションのためにはAIを活用できる。

 

時代が味方しました。

 

これらを駆使して、「あつまる場所」を作り上げました。

 

 

利用した技術は

など当たり前のものばかりです。

コストミニマムで設計しております。

クローズドなものなので、ダウンタイムは容認、ベストエフォートで運用しています。

 

こちらのチャレンジは今もアップデートを続けて継続中。

 

わかったことは、

「箱は上の技術でできるが、その箱のなかで何を動かすか、がポイント」

ということです。

 

こちらのコンテンツについてのコンサルティングが必要であれば連絡先よりお問い合わせください。

 

作ること自体は難しくありませんし、費用もあまりかかりません。

アイディア勝負ですね。

 

小さい組織、グループにとってむしろ有利な局面と考えています。

 

 

配信:ソフトウェアはOBS

機材を整えて、配信のテストをしました。

 

先達の実績を参考に、OBSをチョイス。Windowsマシンで動作させました。

 

MacLinuxも試しましたが、コスト、パワーを考えてWindowsのゲーミングPCがよさそうです。

 

 

 

OBSの設定はあちこちにあるので割愛します。

 

ビットレートの設定は非常にデリケートだと思っています。

 

現場で毎回調整します。

 

慣れるまではヒヤヒヤものでした。

 

事前のテスト配信はかならずやりましょう。

 

 

 

配信機材の調達② HDMIケーブルに注意。SDIが最高。

配信をするために、カメラとスイッチャーを接続します。

 

コストダウンのため、民生用のカメラを使いますので、OUTはHDMIとなります。

 

HDMIには長さに制限があって、あまり遠くにカメラを置けません。

 

また、やすもののHDMIケーブルを使うと、映像が途切れたりもします。

 

アマゾンで適当に安いケーブルを買うのはやめましょう。

 

アマゾンベーシックの7mケーブルは使えました。

ただし、めちゃくちゃ重いです。

 

 

最初はかなり苦戦しました。

 

 

野外イベントのオファーがあったときには、30mほどケーブルを引き回す必要があったのですが、HDMIをSDIに変換して延長することにより解決しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

SDIは安定動作するのでばっちりですね。

コンバーター用に電源が別途必要になります。

 

最初にやったこと:配信機材の調達①

対面での観客ありライブができなくなりそうな雰囲気が出てきた2020年初め、いち早く配信機材の調達に走りました。

 

  • HDMIスイッチャー
  • 4Kビデオカメラ
  • 三脚
  • 小型HDMIモニター
  • 各種ケーブル
  • 照明
  • 配信用PC

スイッチャーがすぐ品切れになり、入手困難になりましたね。

早めに動いて正解でした。

 

備忘録として機材リストを置いておきます。

 

 HDMIスイッチャーは信頼のBlackmagic。

 新型に買い替えました。

 

 

ROLANDでもよいとおもいます。

 

 別の業務ではこちらを愛用しています。

 

 

カメラはLUMIXを主に使っています。

 

 

三脚は重いけどスリック。

 

 カーボンのものも持っています。

 

 

雲台はベルボン

 

 

HDMIモニターは適当に7インチ。

 

 

 

照明類は NEEWERが安くて助かりました。

 

 

配信用PCはビデオカードを内蔵したゲーミングPCをチョイスしました。

GeForce1650でちょうどいいくらいです。

エンコードも速いです。

 

 

 

 

ひとまずこれらで配信をスタートしました。

 

このあと、いろいろと買い足してシステムを構築していくことになります。

(続く)

 

 

 

みなさんおつかれさまです。

こんにちは。

 

新型コロナウィルスにより、エンターテインメント業界は大きな打撃を受けました。

 

2020年は生き残ることに必死だったところが多数と思います。

 

生き残ったみなさま、おめでとうございました。

 

再起を狙っているみなさま、ともにがんばりましょう。

 

 

私は、縁あってあるグループを技術面で支援しました。

 

その軌跡がみなさまのヒントになればと思い、ブログを開設しました。

 

「技術面」からみた生き残り術を紹介していきたいと思います。

 

 

主な予定コンテンツ

 

・ファンコミュニティーの維持、再構築

・ライブパフォーマンスのネット配信

・無観客対応

・AI、ロボット

 

よろしくお願いします。